村山聖九段墓


 村山聖(贈)九段の墓。2010年11月7日の18時前頃訪問。お花やファンからと思われる供え物がありました。

 村山九段は幼い頃からネフローゼという難病と戦い続けながらA級棋士となり、羽生先生と並び称されるほどの実力の持ち主でした。対羽生戦は6勝7敗と互角でした。
 彼の一生は『聖の青春』によってうかがい知ることが出来ます。師匠の森信雄七段との関係はほほえましいと当時に、涙をそそります。 「知ってるつもり」や「驚きももの木20世紀」でも取り上げられました。
 享年29。幼い頃から死と向かい合って生きた彼の一生を見ていると、生の有限性を意識せざるを得ません。合掌。

 「土に還る」は最後の年の将棋年鑑に書かれた彼の今年の目標です(「生きる」だったこともあります)。なお、行ってみたいところは「宇宙以前」でした。


 

大友家の家紋。