永谷山皇徳寺

場所:鹿児島市山田町
 谷山隆信の子・忠高が建てたという。元々は南の皇立寺なる寺に懐良親王の位牌を安置したらしいが、後にここに移転し皇徳寺となった。入り口両脇の石像は仁王像らしい。

 後に川上昌久が奸臣・末弘忠重を殺害した場所でもある。
 文禄四年九月八日と刻まれた石憧があるが、これは島津久保に殉死した山本親匡なる人のものだという。ということは、近くにあった朽ちた五輪塔はその墓だったのかもしれない。