竹原天満宮

場所:宮崎県児湯郡西米良村竹原
 ユニークな置物が複数設置されている。ついつい、写真のフレームに入れてしまう。
 さてそんな神社だが、地元では懐良親王と縁のある神社とされているようだ。中武安正氏の『菊池氏を中心とせる米良氏』を以下要約する。

 懐良親王がこの地に入山したときに民家を通りがかった。その時、背負っていた氏神天神をとある楠木のウロに納めて家を訪ね、食事を摂った。そしたら稲荷のなく声が聞こえたので、「氏神稲荷がやってきた。天神は?」と庭に出ると、さっきの楠木からも一筋の光が天に昇っている。それをみた親王は、「ここが安住の地か」とい言って、御所を建てて住み着いたという。

 その氏神天神がどういうもので、どう背負っていたかはわからないが、ともあれその氏神天神はこの竹原天満宮に祀られたということだ。