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場所:熊本市春日三丁目 |
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これは廃墟じゃないのか、と思ってしまうが、ここで間違いない。
第一代菊池則隆が春日大明神を勧請した際、その神護寺として建立されたという。菊池氏の没落と共に荒廃したのを細川忠利が再興したというが、この荒廃ぶりは…。則隆も泣いているぞ。
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細川忠利が再興したこのお寺で、忠利は火葬されたという。その場所には石碑と標柱が立っている。
その際、忠利の二羽の鷹のうち、一羽は炎の中に飛び込み、もう一羽は井戸に飛び込んだそうだ。井戸には標柱が立っている。
さらにこの寺は大友宗麟の次男親家・三男親盛の菩提寺でもある。長男義統が朝鮮の役での「失態」で所領を没収された後、二人は細川家に召し抱えられたため、菩提寺は熊本にあるわけだ。二人とも長寿だった。
左が親盛、右が親家。二人ともクリスチャンだが、墓は普通だ。お寺のおばちゃん曰く、「今はもうだ〜れもお参りにこんけどね」。筑後で道雪と紹運に嫉妬してとんずらした二人なので、私も特にお参りする気はなかったのだが、則隆ゆかりの寺なので仕方ありますまい。 |
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※新幹線の車窓ではお寺が消滅したかのように見えましたが、現在新築工事中です(2013年10月)!
大友兄弟の墓もちゃんと残っています。火葬場跡や井戸はどうなるのかは工事が終わって確認してみます。 |
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