場所：太宰府市連歌屋2丁目

太宰府天満宮から岩屋城に向かう浦ノ橋を渡った右上にある。御笠川を利用した丘陵地となっている。 　少弐氏の居城とされ、詰城が有智山城や宝満城になるのだろう。菊池武敏が少弐貞経を攻めた時、貞経はここを放棄して有智山城に籠っている。 　後に少弐頼尚が「古浦城」にて一色範氏の攻撃を受けた。その時頼尚は菊池武光に援軍を求め、武光は針摺原で一色勢を撃破し、頼尚を救った。その古浦城はここ浦ノ城という説と、高良（こうら）山の城という説がある。 　個人的には、もし高良山だとしたら、さらに北の針摺までやってきて戦をする意味がないので、位置関係的にもここ浦ノ城だと思う。